PDFは書類の配布や保存に便利な形式ですが、「PDFの文字をちょっと直したい」「画像を差し替えたい」と思ったときに、どう編集すれば良いか迷ったことはありませんか?
多くの人は「PDFは無料では編集できない」「専門ソフトが必要なのでは?」と考えがちです。しかし、初心者の方でも大丈夫。実はPDF内のテキストや画像を無料で編集・修正する方法がいくつかあります。
本記事では、PDF編集に不慣れな方に向けて、無料でできる簡単なPDF編集方法とおすすめのツールをご紹介します。これを読めば、高価なソフトを使わなくてもPDFを思いどおりに修正できるようになります。
無料でPDF内のテキスト・画像を編集する方法
PDFを無料で編集するには、大きく分けて次のような方法があります。それぞれ特長がありますので、自分の状況に合った方法を選んでみてください。
1. オンラインのPDF編集ツールを使う方法
インストール不要で手軽に使えるのが、オンラインPDF編集ツールです。ウェブブラウザ上でPDFをアップロードし、その場で文字や画像の追加・注釈入れなどができます。例えばSmallpdfやiLovePDFといった海外製のサービスは有名で、PDFにテキストを書き込んだり図形を描画したりする基本的な編集機能を無料で提供しています。使い方はシンプルで、多くの場合以下のような手順です。

- 編集サービスのサイトにアクセスし、「PDFを編集」機能を選択します。
- 編集したいPDFファイルをドラッグ&ドロップでアップロードします。
- 画面上のツールから「テキスト追加」や「画像追加」など必要な機能を選んで編集を行います。例えば、訂正したい箇所に新しい文字を入力したり、スタンプ代わりの画像を挿入することができます。
- 編集が終わったら、「編集」、「保存」、「PDFをダウンロード」などのボタンをクリックし、編集後のPDFを保存します。
2. Microsoft WordやGoogleドキュメントで編集する方法
実はMicrosoft Wordがあれば、PDFを編集可能な文章ファイルに変換して手直しすることができます。Word 2013以降のバージョンではPDFを直接開ける機能があり、開いたPDFは編集可能なWord文書(.docx)に自動変換されます。この方法なら、普段使い慣れたWord上で文字修正や画像の差し替えができ、その後またPDFとして保存できます。
WordでPDFを編集する手順:
- PDFをWordで開く: Wordを起動し、メニューから「開く」を選択。編集したいPDFファイルを指定します。最初に「PDFをWord文書に変換します」という旨の警告が表示されますが、そのままOKして開きましょう。
- 内容を編集する: PDFの内容がWord上に表示されたら、通常の文書と同じようにテキストを修正したり画像を削除・挿入したりできます。例えば誤字を直したり、新しい画像ファイルを貼り付けて差し替えることができます。このときレイアウトが崩れていないか確認しながら編集しましょう。
- PDF形式で保存する: 編集が完了したら、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選び、ファイルの種類をPDF(*.pdf)に変更して保存します。これで修正内容が反映された新しいPDFファイルが得られます。
もしWordが手元にない場合でも大丈夫です。代替手段としてGoogleドキュメント(Google Drive)を使う方法があります。Googleアカウントがあれば無料で利用でき、ブラウザ上でPDFを編集可能な状態にできます。
GoogleドキュメントでPDFを編集する手順:
- Google Driveを開き、自分のアカウントにPDFファイルをアップロードします。
- アップロードしたPDFを右クリックし、「アプリで開く」→「Googleドキュメント」を選択します。するとPDFの内容がGoogleドキュメント上で編集可能な文章になります(自動的に文字起こし・変換されます)。
- 表示された文章の内容を修正します。テキストはそのまま編集でき、画像は一旦削除してから挿入メニューで新しい画像をアップロードすることで差し替え可能です。ただし、複雑なレイアウトのPDFだと書式が崩れる場合がありますのでご注意ください。
- 編集後、「ファイル」→「ダウンロード」→「PDFドキュメント(.pdf)」を選択してダウンロードすれば、修正内容が反映されたPDFを取得できます。
3. フリーソフトを使ってPDFを直接編集する方法(補足)
オンラインサービスやWord変換を使う以外に、PDF編集専用のフリーソフトをインストールして直接PDFを編集する方法もあります。少し上級者向けになりますが、ソフトによってはPDF内のテキストを直接書き換えたり画像を差し替えたりできるため、知っておくと便利です。
PDF-XChange Editor(無料版)
海外製ソフトですが日本語にも対応しており、無料版でもPDF内のテキスト編集や画像の置換が可能です。PDFを開き、編集モードでテキスト部分を直接修正したり、画像を右クリックして「画像の差し替え」を選ぶだけで入れ替えられます 。操作画面はWordに似ており、比較的わかりやすいでしょう。
LibreOffice Draw(無料)
オープンソースのオフィススイートLibreOfficeに含まれるDrawというアプリでもPDFを編集できます 。テキストボックスや画像ごとにオブジェクトとして編集でき、簡単な修正であれば対応可能です。
これらのソフトを使う場合、公式サイトからダウンロードしてインストールする必要があります。インストールの手間はありますが、一度環境を整えればオフラインでも自由にPDFを扱える強みがあります。ただし、操作に多少慣れが必要なのと、ソフトによっては高度な編集機能を使う際に有料版へのアップグレードを促されることもあります。まずは基本的なテキスト修正程度にとどめ、問題なく保存できるか確認すると良いでしょう。
楽々PDFメーカーでPDF作業をもっと簡単に!
ここまで、PDF内の文字や画像を無料で編集するいくつかの方法をご紹介しました。編集自体は上記のような手順で可能ですが、PDFを扱う場面では他にも「複数のPDFを1つにまとめたい」「ファイルサイズを圧縮したい」「Officeで作った書類をPDFにしたい」といったニーズが出てくることもあります。そんなときに役立つのが、完全無料のオンラインPDFツールである です。

楽々PDFメーカーとは: 楽々PDFメーカーは国産のPDFオンラインサービスで、インストール不要・登録不要で使える便利なツール集です 。無料で利用できるにもかかわらず、以下のように多彩な機能を備えています。
- PDFの結合・分割: 複数のPDFをドラッグ&ドロップで結合して一つのファイルにまとめたり、1つのPDFから必要なページだけ抜き出して分割保存したりできます 。例えば、別々に編集したPDFページを最後にまとめる作業もワンクリックで完了です。
- PDFの回転や圧縮: 横向きのページを正しい向きに回転させたり、ファイル容量が大きいPDFを劣化を抑えつつ圧縮して軽量化することができます 。メール添付前に圧縮しておけば送信もスムーズです。
- Officeファイルとの変換: WordやExcel、PowerPointなどで作成したファイルをPDFに変換する機能があります 。たとえば先ほどWordでPDFを編集した後、Word形式のまま保存した場合でも、このツールでサクッとPDF形式に変換し直せます。逆に画像ファイルからPDFを作ることも可能です。
なぜ初心者におすすめ?
楽々PDFメーカーは日本製のサービスで画面表示も日本語、操作手順もシンプルなので初心者でも迷わず使えます。 のように各機能ページには使い方ガイドが丁寧に書かれており、指示に従ってファイルを選ぶだけで目的の処理が実行できます。また完全無料・無制限で利用できるため、「今日は何回使ったからもう制限に達した…」という心配もありません。オンライン上で動作しますが、アップロードしたファイルは処理後すぐに削除される設計になっておりプライバシー面でも安心です。
PDF内のテキスト編集そのものは前述の方法を活用する必要がありますが、「編集したPDFをきれいにまとめ直す」「他の形式に変換する」といった周辺作業まで含めてトータルに支援してくれるのが楽々PDFメーカーです。PDF編集で困ったときは、メインの編集作業は無料ツールで行いつつ、仕上げや便利機能として楽々PDFメーカーを活用すると、作業がぐっと効率化するでしょう。
まとめ
PDF内のテキストや画像の編集は、一見ハードルが高そうに思えますが、今回ご紹介したように無料で使える方法がちゃんと存在します。オンラインのPDF編集サービスを使えばソフト不要で手早く注釈や追記ができますし、Microsoft Wordを使った方法では馴染みのある操作環境で文章の修正や画像差し替えが可能です。ちょっとした修正であればこれらの手段で十分対応できるでしょう。
大切なのは、「PDFだから無理」とあきらめずに適切なツールを活用することです。無料ツールといえども工夫次第でかなり柔軟にPDFを扱えます。そして、PDF編集後の仕上げ作業やその他の便利機能には、ぜひ 楽々PDFメーカー の力も借りてみてください。日本語で案内された安心のオンラインサービスを使えば、初心者の方でも戸惑うことなくPDFを思い通りに加工・修正できるはずです。
最後に、本記事で紹介した方法を活用して、ぜひあなたもPDFの編集にチャレンジしてみましょう。難しそうに見えたPDF編集も、一度コツを掴めば意外と簡単ですよ。無料のツールを上手に使って、大事な書類を快適に修正・更新してみてくださいね。